ダメなオヤジのなんてことない日記

ご縁ある人にちっちゃな奇跡が起こるキッカケになればいいなと。

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ナント支援学級の内訳調査なし!障害持つ児童への体罰 把握しきれず

   

早いねぇ、一週間後には年が明けてるなんて。

そんな中、また「うーむ」と思うニュースが。

学校現場での体罰をめぐっては、大阪市立桜宮高校での体罰事件を契機として、全国の小中高校で実態の把握が進んだ経緯がある。文科省によると、平成24年 度に体罰を受けた児童や生徒は約4700人。うち特別支援学校では39人だったが、校内に設置された特別支援学級の件数は内訳調査がなされていないため、 障害を持つ児童への体罰の全容は把握しきれていないのが実情だ。

産経ニュース

http://www.sankei.com/life/news/141224/lif1412240028-n1.html

内訳調査が出来ない・・・という理由はいくつかあるでしょう。叩かれたりしても、うまく言葉でその事実を伝えられない児童・生徒もいるでしょうしね。だんだん学校に行きたがらなくなり、体罰の事実を知ったり、他の児童・生徒からの目撃の話しで発覚したりするくらいか。

ニュースでは過去の体罰教師のことも書いてます。

北九州市立中の特別支援学級では今年7月、男性教諭が知的障害のある男子生徒を平手でたたき停職処分となった。24年には群馬県高崎市の特別支援学校で、 男性教諭らが脳性まひのため会話が困難な男子生徒をトランポリンへほうり投げ、あごを外させるけがを負わせている。22年にも、奈良市立小の特別支援学級 で、男性教諭が発達障害のある男児の顔をたたくなどの暴力を振るい、暴行容疑で書類送検・・・

特別支援教育とは何ぞや・・・を、語る以前の問題。暴行容疑で書類送検って・・・苦笑

こうした体罰問題が繰り返される背景について、新潟大学の長沢正樹教授(特別支援教育)は「現行制度では、特別支援学級の担当教員に、特殊な免許は求めら れていない。そのため、障害のある子供を教育するために必要な専門知識がないまま、不適切な指導を行う教員が存在していることは事実だ」と話す。

これです。私が昔からちょこちょこ書いてる事実。平気で教師一年目の新人を支援級の担任にさせたり、他校で問題があった教師を支援級の担任にさせたり。イジメの事実があっても知らんぷりする管理職もいる。

息子が支援級に転籍した年に特別支援教育が大々的に始まりました。当然、初年度や二年目はうまく回らないだろうと思ってました。教師側の準備(知識など)もあるでしょうからね。

しかし、それから現在まで良くなってきたか?というと、たいして変わってないのではないかと思う。現実問題、学校側の無理解で苦しんでる親子も多いし、支援級や支援学校の対応の酷さで悩んでる人達も多いのも事実。

だから、「どこか良い支援学級はありませんか?」などの質問がくる。本来はどこの学校の支援級でも同じように親も子も喜ぶ支援を受けられるのが理想で、そうあるべきなのですがね。

もちろん、中には一生懸命支援について学び実践したいと思ってる教師も多いですし、学びたいのに目の前の業務に追われてイッパイイッパイの人もいるでしょう。(モンスターと言われる保護者対応もあるでしょうからね。苦笑)

でもね、軽度の子達はIQの面では劣ることもあるけど、感情面はどんどん成長しているのも事実。(これはSNS内のお父さん、お母さんたちも感じてること)

何をされたかどうかとか、実は結構覚えてたりもする。小学校でイヤな思いをしちゃうと、中学、高校まで引きずってしまう可能性だってある。大切な時期をだ。

教育者の軽はずみな行動、無知な行動によって、子どもたちの人生が大きく変わる可能性があるといことを忘れないで欲しいと願うばかりです。

 

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