[岩手県] 障害者の就労、牛乳配達で活躍する当事者。
心身障害者らの生きがい創出を目指す社会福祉法人盛岡市民福祉バンク(佐藤晴久理事長)は新たに牛乳配達を請け負い、障害者の活躍の場を広げている。
岩手日報 http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20140709_9
ちょっと仕事上でモヤモヤした気持で帰宅してから、このニュースを目にしたら、ちょっと気持が上向いたよ。
配達をする男性は「やりがいがあり、前向きになれる」と。
で、そんな男性は仲間の中でも希望の星と。
このようなニュースはホッコリとした気持になれるよね。
牛乳配達、立派な仕事です。朝、玄関を開けると当たり前のように牛乳が置いてある。
雨だろうが雪だろうが、置いてある。
記事では約260件のお宅に配達&回収に伺うようです。
ということはだ、約260件のお宅の「当たり前な朝」を演出するお手伝いをしている。
約260件のお宅の生活に関わることが出来てるってこと。
大手企業などの仕事では、実際に手にするユーザーと触れ合う機会は無いが、牛乳配達は非常に近い距離でコミュニケーションを取れます。
一足先に社会に出て頑張ってる先輩を見たり知ったりすることは、後に続く子供たちにとっても凄いプラスのことだし、「オレもがんばろう!」っていう気持になってくれたりするもの。
是非ともこの良い流れを地方から都心に!じゃないですが、広めて欲しいなって思います。
・・・ただ、このような記事を見ると、嬉しくなる半面、親の立場からすると「給料はいくらなんだ」って思う現実的な部分が出てくるのではないかなと。
残念ではありますが、それもまた事実。
障害者年金を貰える人なら良いが、軽度の子供たちは行政から療育手帳を貰え(障害を認められる)、進路指導では「支援級に行きないさい」「支援学校に行きなさい」と言われるが、成人になると「仕事もしてるじゃない?その程度なら障害者年金は出せないよ!」っていうことも多い。
これって凄い不思議なことだと思いません?
だって、小さいうちから障害があるよって言っておきながら、成人になったら「なんとか自分でがんばれ!」って突き放すのと一緒じゃない?
もちろん、重度の障害の人とは違います。
しかし、軽度だからこその悩みも奥が深いってことを知ってもらいたい。
お国の政治家もそうだし、自治体の議員さんも、もう少し「ホント」の現実を知ってもらいたいよな。
うちの息子だってパスモにお金を補充したら領収証のボタンを押して、私に領収証を持ってくるのだよ。笑
一生懸命、仕事に取り組もうと頑張ってる障害のある人をバックアップする体制を、もうちょっと真剣に考えてもらいたいなって思うこの頃です。
仕事をしても自立できるだけの給料を貰えないとどうなるかを。