座高測定とぎょう虫検査が学校健診から消える日
先月のニュースで申し訳ないのだが、ふと思い出したのでブログにでも書こうかと今頃・・・笑
学校保健安全法施行規則が改正されたのだが、その中で学校で行われている健康診断のうち「座高測定」と「ぎょう虫検査」が、来年度(平成27年)限りで廃止されることになったと。
ここ1~2年、うちの息子は検査後に「オレは短足なんだ」「オレは胴長なんだ」とうるさかったから、これでようやく落ち着けるか。
そんなことを思う胴長オヤジである。笑
座高測定は単に胴長だとか足が短いってことを調べるための検査ではなく、元々は戦時中に内臓の発育などの確認のために始まったらしいが、戦後は更に上半身と下半身の長さのバランスを見て、子どもの発育状態が測定できるうえ、学校の机や椅子の高さを決めるのにも役立つとして今日まで続けられていたようです。
と、書いても、オヤジ自身、あまりピンと来ない。記憶にない。笑
私は小学生の頃から比較的「デカイ奴」の立ち位置にいたのだが、机や椅子の高さは単に机と椅子に座って、「これ小さい」「これちょうど良い」って決めてたような感じだったと思うのだが・・・笑
ま、私が感じたように現場サイドからも、「なぁ、子供たちの健康管理と座高の関係って分かりにくくねぇ?」とか、「なぁ、机や椅子の配備にしても、座高測定って、あまり役立ってないんじゃないのぉ?」なんて考える教師がたくさんいたようですね。
そんな現場サイドの教師の声をまとめると「測定に意味がない」ってことになったようだね。
今回の決定により、我が家の男チームは安泰の日々を送れます。笑
続いてぎょう虫検査。
「ほう、ぎょう虫検査も終わるってよー」と嫁さんに言ったものの、さて、オイラは息子の尻の穴にいつまでテープを笑いながら貼ってたんだっけ?と疑問に思って、ちょっと調べた。笑
なるほど、小学校3年生以下に義務づけられてたのね。
そっかぁ、支援級に転籍する前の普通級の時代まで「おい、早くパンツを脱いでケツだせ!」って言ってたのかぁと、ふと懐かしく思うこと3秒。プププ
昭和33年から始まったぎょう虫検査の廃止理由は、世の中の衛生環境の改善に伴って、子供たちの寄生虫感染率が激減したことによるもの。なんでも過去10年の小学生の検出率は1%以下(平成25年度で0.2%)とのこと。
参考までに昭和33年当時の小学生の検出率は29.2%ってことらしいので、ま、3人調べると1人は「ぎょう虫いたの~」っていう時代だったようですね。^^;
ただ、この廃止については異論も出てます。なんでも沖縄県など南の地域は今でも発生率が高いとのこと。
この声について文科省はお得意の言葉でもある「地域によっては学校の判断で継続するよう指導する」と説明しています。
お得意・・・、そう、「私たちは伝えたからね!あとは各自治体でうまくやってちょうだいよ!」っていう丸投げね。苦笑
廃止にした後に問題が出たら・・・責任は自治体でってことね。ふー
今回二つが廃止になりますが、それとは逆に追加されるものもあります。
長くなってきたので、そのあたりは、また明日にでも!笑