ダメなオヤジのなんてことない日記

ご縁ある人にちっちゃな奇跡が起こるキッカケになればいいなと。

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自閉症の初めての治療薬になるか?自閉症の大規模臨床試験 来月から実施へ

   

他人の気持ちを理解することが困難な自閉症の患者に「オキシトシン」と呼ばれるホルモンを投与し、コミュニケーション能力の改善を目指す大規模な臨床試験 を金沢大学や東京大学などのグループが、来月から始めることになりました。研究グループは、効果が確認されれば、薬としての承認を目指す「治験」を行う予 定で、自閉症の初めての治療薬になる可能性があると期待されます。

NHKニュース http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141010/k10015285111000.html

 

自閉症のご家族がいる方には喜ばしいニュースですね。もちろん自閉症にも軽い子もいれば重い子もいますので、温度差も当然出てくるでしょうが、今まで無かったものが誕生する可能性があるということは、非常に嬉しいことです。

大規模の臨床試験は自閉症の患者120人で行われ、半分の60人はオキシトシンと呼ばれるホルモンを鼻からスプレーで投与し、もう一方のグループには、偽薬を投与するとのこと。

オキシトシンとはホルモンの一種で女性の体内で母乳の分泌を促すなどの働きがあるそうですが、それを自閉症の男性患者に投与してみたら、顔の表情などから他人の気持ちを読み取るというテストでコミュニケーション能力の改善が確認されたようです。

そこで今回の大規模な臨床試験を行うようになったようです。

とりあえず今回の臨床試験は2016年までに結果をまとめて、良い方向(良い効果)が認められれば、その次は薬としての承認を目指す「治験」を行うとのことです。

以前、テレビで街を歩く人に「自閉症ってどんなのか分かりますか?」ってアンケートをしてたのですが、一般の人は「怖い」とか「ロボットみたい」とか「乱暴」などと答えてた人が多くいましたが、全ての人や子どもたちがそうではないのですよね。

表情豊かな子も多いし、何度か会うとぎこちない中でもコミュニケーションを取れたりもします。息子の同級生の女の子もコミュニケーションは苦手だけど、凄く一生懸命作業に取り組んでるし、電車の乗り換えなどは得意中の得意なので、うちの息子も頼ってます。(以前も、違うホームの電車に乗ろうとしたら、その子に『こまぁ君、その電車じゃないです』と注意されたようです。笑)

そのように自閉症と言っても様々な訳ですが、全ての自閉症の人たちに効果が出る新薬が出ることを強く願ってます。

もちろん、薬でコントロールすることに反対の人もいるでしょうが、無いよりあった方がいい。色んな選択肢が今後も増えることを期待しています。

 

 

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